心静かに土と向き合う 30代40代から始める陶芸のすすめ

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今、30代~40代男性の趣味の1つとして陶芸が注目を浴びています。

自らのインスピレーションの赴くままに形作り、そして絵付けをし、世界に1つだけの1点モノが作れると陶芸教室へ通う方が増えてきています。

作った作品も茶碗や湯呑、お皿などで自宅へ持ち帰って使えるのでとっても実用的です。お手本などは無く「自分らしさ」を出した作品が作れるため、たくさんの種類を作りながらも陶器の趣向を統一するなど、どっぷりと陶芸の世界にハマってしまう人も。心静かに土と向き合う陶芸は、長く趣味として楽しめます。

ぜひ陶芸教室や陶芸体験へ通って、自分だけの作品を作ってみませんか?

陶芸とは?陶器ができるまでの工程

まずは陶器ができるまでの過程を紹介したいと思います。

土練り

陶芸はまず陶器に使う土を練っていきます。荒練りといって最初に土を練ってから、土の中の空気を抜く菊練りという練り方へ写ります。

成形

続いて成形です。真っ先に思い浮かぶのが電動のろくろで形つくっていくものではないでしょうか。

それ以外にも手びねりと呼ばれる技法があります。

陶芸体験などではろくろや手びねり、たたらといった製法がメインとなる工程です。

ろくろ

円台の上に土をおいて、その円台を回転させます。回転している土に手を添えて、茶碗や湯呑、お皿などを形作っていくものがろくろです。

手動式の手ろくろや、足で自動車のアクセルを踏むような電動ろくろがあります。ろくろの歴史は古く、発明された時期すらはっきりしないという技術です。

ろくろという回転体を使っているので、綺麗な形の陶器が作れるのがメリットです。それでも最初のうちは慎重に作業を進めないと、成形途中で崩れてしまうので注意が必要です。

手びねり

手びねりという技法は、自分の手で形作っていくため、ろくろのようにキレイな形は作れません。しかし代わりに自由自在にどんな形でも作れるというメリットがあります。

作る人の個性が出るのがこの手びねりで、紐状にしたものを積んでいく方法や、粘土を丸くしたものを直接指で押し広げながら伸ばしていく方法もあります。

ろくろを使う/使わないということで、作品として難易度や価値が上下するものではなく、作り方が違うため作品で表現できる方向が違うのです。

ろくろは均一で美しい形を作るのが得意ですが、こちらの手びねりは逆。手びねりならではの味のある作品に仕上げるのに適しています。

たたら作り

”たたら”とは薄い粘土板を指します。土をスライスしたり、上から叩き締めて薄い粘土板を作ります。そこから箸を曲げたりくっつけたりして成形していく方法です。

素焼き

成形した土を乾燥させて、高台と呼ばれる土台の部分を作ったら、素焼きといって土を焼き固める工程へ入ります。

下絵付け

素焼きが終わるとここで下絵付けをします。模様や図柄などを描いていきます。

釉薬かけ

この時点で陶器はまだ素焼きの段階なので、水を吸ってしまいます。陶器の表面を見るとガラスのようにツルッとしていると思いますが、このツルッとしてガラスコーティングをしたような質感が釉薬なんです。

絵付けの後に、釉薬を陶器にかけていきます。

本焼き

釉薬をかけたら本焼きといって、温度を上げて焼いていきます。この焼きによって釉薬が溶けて、陶器の表面にガラスでコーティングをしたような質感になります。

上絵付け

本焼きが終わると作品の完成ですが、ものによっては上絵付けといって絵付けをしてさらに焼き上げます。

陶芸教室ではどこまでやるの?

一般的に陶芸教室と言えど、作業できる範囲は様々です。

最初から土がすべて用意してあって、ろくろや手びねり、たたら作りで成形だけをする場合もありますし、逆に絵付けのみを行う体験もあります。

逆に土練りからしっかりと時間をかけて行うところもあります。

そのためまずは陶芸の醍醐味でもある、ろくろや手びねりなどの成形を行う体験をおすすめしたいと思います。そこで陶芸の楽しさに目覚めたら、絵付けや土練り、高台の削りなど様々な工程をマスターして、ステップアップしていきましょう。

時間をかけてじっくり土と向き合おう

陶芸作家の方々は1つ1つの工程を、じっくり時間をかけて行っています。

陶芸教室などでは、道具や手順などわかりやすく教えてもらえるのですが、土は急いで形作ろうとしてもダメなのです。焦れば焦るほど、上手くいかないと感じるでしょう。

とくに電動ろくろを使った成形では、力を入れて成形しようとするとすぐに潰れてしまいます。土の感触と、自分のイメージをゆっくりすり合わせてみましょう。

時間をかけてじっくりと土との対話を楽しんでみてください。

何もかも自分の自由 好きなものが作れる

これまでに

あんなお皿が欲しいな

この色のお茶碗で自宅にあるものを揃えたい

と考えた人もいるのではないでしょうか。

陶芸を始めると、こうした悩みが一挙に解決します。だって自分で作れてしまうんですからね。自分の思った通りに、感じるままに好きな陶器が作れます。

もちろん絵付けだって自由自在。さらには自分が作ったという証を絵付けで付けてみても楽しいですね。気分は陶芸作家です。

やればやる程楽しくなる! 陶芸の世界は奥が深い

陶芸は不思議なもので、自分がその時に欲しいもの、気に行ったものを作ったとしても、「今度はこうしてみよう」「次はこんなものを作ってみよう」と次から次へと陶作意欲が湧いてきます。

そこが面白いところで、1つ作って終わりではないのです。1つ作るとまた次の作品の欲求が湧いてくる趣味が陶芸です。

自分だけの世界に入り込んで、好きなものを作りたいように作ってみる。30代40代になっても夢中で何かを作るってとっても楽しいんです。

突き詰めれば奥が深い陶芸の世界ですが、ライトな体験だけでも充分楽しめる「陶芸」をぜひ楽しんでみませんか?

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